まあ、こうして考えてみると良いことの方が多かっ
た気がするな。 「向き不向き」で言えば向いていたのかも知れない。 モデルを育てるのはカメラマンや主催者としては、 ある意味当然であるが、私は多くのカメラマンも更生 させ(笑)、教育してきたつもりである。 モデルへの指示であったり、コミュニケーションであ ったりというのがほとんどであるが、写真に関しても 少なからず影響を受けた人も居たようである。 「客に対してそれは失礼」と思う人もいるかと思うが、 それを放置しておくと、馬鹿な言動を繰り返し、モデ ルに嫌われ、撮影会の空気を壊し、結果的にろくな写 真が残らない・・・という事になる。 最終的には本人のためになるし、モデルも気持ちよく 撮影ができる環境になるし、ひいては撮影会そのもの の雰囲気、質にも影響する。 だから、撮影会主催者はハッキリモノが言える人間が やった方がいいのだ。勿論、そういうのが嫌で離れて いった人もいるだろうし、中には怒って帰った人もい る。 しかし、そういう事を「理解」し、受け入れてくれた 人が常連となり、ACCESSを支えてきてくれたのだ。 私が目の届かない場所や場合には、私に代わってフォ ローまでしてくれるようになっていた。 これは彼らがグループ撮影をしたり、個人撮影する時 に必ず生きていると確信できる。 ポートレート撮影において「場の空気」がどれほど大 切であるかを考えれば、しごく当然の事でもあるのだ。 つづく・・・かもしれない(笑)。 #
by ken58
| 2013-12-28 19:32
| 画伯のぼやき
撮影会で主催者として写真を撮っていると、自分の
好みやスタイル以外の写真も撮るようになる。 モデルの良さを他の参加者や一般にアピールしなけりゃ ならんので、趣味に走った写真ばかりでも困るからだ。 結果、写真の巾が広がるのだな。 最近でこそ、普通に一眼レフで撮影していたが、撮影 会立ち上げ当初などは、コンパクトカメラで27枚撮り フィルム一本のみで、終日撮っていたので、一枚の集 中力が素晴らしかった。 では、逆に撮影会主催者をやっていて、何か弊害が あったかというと・・・。 私生活ではろくな事がない(笑)。 結婚していた頃は「浮気」を疑われ(モデルとね)。 「きれいなモデルと比べられたくない」とプライベート での撮影(記念写真)を拒否されたり・・・。 モデルから結婚式写真を頼まれても断らなければな らない。というか、一人でも引き受けたら全部断れ なくなるから、全部断ってきた(汗)。 ああ、でもモデルの飼っているニャンコは撮ってあ げたことがある。 ストライクゾーンが広いおかげで、自分の女の子の 好みがよくわからなくなってしまった・・・。 本人に直接言える事以外は、絶対にカメラマンやモ デルの悪口を言わないようにしてきた。 これは主催者でなくても人としてそうあるべきかな。 つづく #
by ken58
| 2013-12-28 19:30
| 画伯のぼやき
撮影会の主催者という仕事を長年やってきて、良か
った事は・・色々ある。 現場では周囲に気を配り、ロケーションポイントを 見つける嗅覚が発達した(笑)。 「この場所は長居するとマズイ!」とか「ここは ゆっくり撮っていても大丈夫」とかもわかるのだ。 「絵になる場所」を偶然歩いた道で発見する事も 少なくない。鼻が効くのだ。 あとは、モデルのストライクゾーンがやたらと広い (笑)。これが良いことかどうかはさて置き、相手 に関わらず自身のモチベーションをコントロールで きるのである。(特殊能力と言っていいだろう) ストライクでない相手を「本気」で「カワイイ」と か褒めるのは実は難しいのだが、私の場合そもそも のストライクゾーンが広いので、嘘つく必要もなく、 「ゾーン寄り」でありさえすれば、いかようにも乗 っていける。 親子ほど歳の離れたモデルでも「対等」に話ができ る。しかも特に考えてしゃべったりしていないので 疲れる事もない。 これは、元々の性格もあるだろうが、撮影会で若い 女の子と接する機会が多いというのは大きい。 ああ、あとバレンタインデーね(笑)。 毎年色んなカワイイ子からチョコ貰えて役得であった。 つづく #
by ken58
| 2013-12-28 19:27
| 画伯のぼやき
15年間続けたACCESS撮影会が終了した。
まあ、今年の活動は11月以外は月に2~3回程度 だったので、まともな運営とは言いがたいが、そ れでも細々ながら続けてみた。 定員6名で2、3名での開催が多かった。 1名で無理やり開催ってのも多々ある(笑)。 ことわって置くが、これはモデルの人気のせいでは ないのだ。そもそもの集客力が落ちてしまったせい なのである。 全盛期は定員7名でも、募集開始1時間で 満員になり、あぶれてしまう人が続出という時代 もあった(今では信じられないが・・・)。 普通に利益が出て、仕事として成立していたならば 20年、25年と続けていたかもしれない。 (25年は体力的に無理かな・・・) 利益を求めず、趣味でやっていけば続けられる・・ という物でもないのだ。私だって仕事と割切って いたから、15年やってこられたと思っている。 元来マメな性格でもないし、気の利くヤツでもない (笑)。仕事だから客やモデルにも気配りするし、 様々なフォローもする(でもちゃんと仕切る)。 ロケーションへのこだわりや、モデルへの思い入れ は元々強い方だが、これも仕事という事で逆に軽減 されて、結果ちょうど良い具合になっていたのだ。 要はバランスだな。 そのバランスの良さと、ストリート中心での撮影が 受けてそこそこの安定をみた。そういう時代だった のだ。 つづく #
by ken58
| 2013-12-28 19:26
| 画伯のぼやき
#
by ken58
| 2013-04-19 20:46
| 画伯ギャラリー
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